表示

Di2アルテグラをつけてみた

テーマ:     

Di2アルテグラをつけてみた

2012年モデルのロードバイクを語るうえで、欠かすことのできない大きなトピックスが、

Di2アルテグラ」 つまり電動アルテグラがインストールされた完成車が発売されたことです。

 

それまでDi2デュラエース電動デュラエース)がインストールされた完成車が、およそ70万円前後したところが、一気に40万円から50万円にプライスダウン

 

その割に性能はほぼ変わらないというのですから、これは自転車マニアのみならず、

「変速操作が難しい」 と感じてきたロードバイク初心者や、手の小さい女性達に、間違いなくオススメなバイクになっています。


もちろんDi2アルテグラは、今あるバイクにも取り付け可能です。

大きく分けて、「内装用」 と 「外装用」 の2種類となります。

 

内装用とは、あらかじめDi2をインストールすることを前提として、バッテリーや配線などをフレームの中に入れてしまおうというバイクです。当然ながら見た目は非常にスマート。見た目には変速は「ワイヤレス?」と思えるほど、バイクと一体となります。

 

外装用は従来タイプのロードバイクに取り付け可能。ワイヤー式の変速と違って、ワイヤーやアウターのカットが不要な為、取付に必要なテクニックは大幅に少なくなります。

 

とはいえ、ほぼ、「まったく新しいもの」 これまでの工具や常識が通用しません。

まずはこれ、「TL-EW02」 という樹脂製の工具。コードを接続したり、外したりするのに使います。

iwata20111114-2.jpgDi2アルテグラの場合、

  • 変速/ブレーキレバー
  • フロントディレイラー
  • リアディレイラー
  • バッテリー

 

の概ね4つのパーツで構成されますが、その間、

  • 変速/ブレーキレバー と バッテリー の間に 「ジャンクションA
  • バッテリー と 前後のディレイラー の間に 「ジャンクションB

という中継地点が必要です。

ジャンクションA」 は設定に必要なスイッチと、バッテリーの残量計を兼ねています。

ジャンクションB」 は、4本のコードが交差する中継地点として、コードの長さを調整する役割もあります。

 

まずこれが、「ジャンクションA」 シフトレバーのどれかを0.5秒以上押すと、バッテリー残量が表示されます。
バッテリーの残量の目安がわかります。

変速調整をするモードにするときにも、このボタンを押す必要があります。

Di2アルテグラ これが「ジャンクションB

4つの端子が付いており、ジャンクションAから1本、バッテリーから1本、フロントディレイラーから1本、リアディレイラーから1本の合計4本のコードの中継地点となります。

どこに何のコードを接続するかの指定は全くないため、配線がきれいにできるように、接続箇所を工夫してください。

Di2アルテグラ コードは裏に両面テープの付いたこんなカバーでフレームに沿わせます。

最近はダウンチューブの裏側にもメーカーロゴで主張しているものも多いのですが、隠れてしまうのは残念です。このあたりは、内臓式がやっぱりいいですよね。

帳面テープで張り付ける前に、フレーム側を必ずアルコールなどで脱脂して脂分を完全にふき取っておいてください。そうしないと、端からめくれてきてしまい、かっこよくありません。

Di2アルテグラ この配線をいかにきれいに、無駄なくするかが、難しいところ。

ジャンクションBを固定するのは、5ミリのボルト1本だけです。いくら締めても力を入れれば動いてしまいます。ボルトを締めすぎて、フレーム側のねじ山を破損してしまわないように、ご注意ください

Di2アルテグラ フレームをクランプするタイプのワークスタンドがあると、バイクの向きをこんな風にすることができるので、配線作業も便利になります。Di2アルテグラシフトレバーの配線ですが、一見どうやってもコードが入らないような角度に収まっていますが、実は全体がぐいっと起き上がります

配線する部分は上下に2個あり、どちらにつなげても有効。

これって、ひょっとして、将来的にデュラエースのように別スイッチがつけられるような仕組みでしょうか?

Di2アルテグラ コードを外すときは、無理に引っ張ると断線してしまうかもしれません。専用工具(TL-EW02)を使えば簡単に安全に外せます。はめるときも場所によってはこの工具を使用すると、簡単にはめられます。

Di2アルテグラ私が特に気に入ったのが、このバッテリー。着脱にほとんどガタが無く、製品としての精度の高さがうかがえます。

Di2アルテグラ 精密なつくりです。

Di2アルテグラ バッテリーを外すと端子が丸見え。この状態で水がかかったりするのは絶対ダメ。洗車の時も必ずバッテリーをはめて作業してください。

ちなみに、1回の充電で走行可能な距離はおよそ700キロと発表されています。(実際は1,000キロくらい持つそうです)

Di2アルテグラ いよいよ変速調整。ギアを5段目にするのが最初の作業。

Di2アルテグラ5段目にした状態で、ジャンクションAを長押しし、赤色のLEDランプを点滅させます。この状態でペダルを回しながら、4段目に変速しようと、レバーを細かく押します。

ディレイラーが細かく細かく動いて、4段目に移動しようとします。この時4段目のギアにあたるか当たらないかのところで、レバーを止めて、反対側に4回クリックします。

この作業、静かなところで集中して行わないと、音がわかりません。

それが終われば、ジャンクションAを長押しすると、調整モードが終了します。
 

続いて、Lo と Hi の調整をします。

まずはギアを Lo にした状態で、Lo のボルトの先(青い〇の中)が反対側のプレートにぴったり当たるようにします。

これで Lo 側の調整は終わりです。

 

続いて、トップギアにします。 その状態で Hi のボルトの先(青い〇の中)が反対側のプレートにぴったり当たるところまで締めこみます。

その位置からボルトを反時計回しに1回転させます。

これで Hi 側の調整は終わり、リアディレイラーの調整も終わり。簡単でしょ。

 

ワイヤー式ディレイラーのように、スプロケットの位置を観なくても調整できてしまうというのが、驚きです。

 

右下の矢印の先には、スプリングがあります。ワイヤー式ディレイラーとは向きも形も異なりますね。ワイヤー式ではトップ側にするのに重要な役割をしていましたが、電動式ではこんなに小さくても十分なのでしょうね。

Di2アルテグラ フロント側は3本のボルトがあります。Lowのボルトには最初シールが貼ってあるのでわかりやすいですね。ただし調整が終わればはがしましょう。

角度と書いたボルト(サポートボルト)を締めこみ、ボルトの先がフレームにちょうど接触する地点にします。

 

続いて、Lo と Hi の調整です。これはワイヤー式ディレイラーとボルトの位置が異なるだけで、調整方法は同じです。インナーxローでチェーンとディレイラーのプレートがぎりぎり(0.5から1ミリ)にするのと、アウターxトップでディレイラーのプレートがぎりぎり(0.5から1ミリ)になるように調整します。

 

リアディレイラーの調整は独特ですが、フロントディレイラーの調整はワイヤー式と大して変わりませんので、ご安心ください。 

Di2アルテグラ

ワイヤーのカットや、配線の綺麗さ、ワイヤーへの注油が必要ないので、取り付け作業自体はとてもクリーンです。ゴミもほとんど出ませんし。

調整は従来のドライバーの代わりに、2ミリのアーレンキーが必要です。ディレイラーの取付は5ミリのアーレンキーですね。

 

 

かつて Wレバー から STIレバー に変わった時 (私の学生時代、およそ20年前ですね)、

「変速回数が劇的に増えた」

 

という感想が世間にあふれましたが、今回もその時に匹敵するほど、

「変速回数が劇的に増える」

と言われています。つまり、「常に最適なギア比を選択できる」ということ。すなわち、

楽に走れる」 となります。

 

次にこの電動変速の恩恵を受けるのは、あなたかもしれない・・・・・

 

 

 

text あさひ岩田

 


コメント


この記事のツイート



ぶろぐ・で・あさひ
1 / 812345...最後 »
© ASAHI CO.,LTD. All Rights Reserved.

ぶろぐ・で・あさひ
1 / 812345...最後 »
© ASAHI CO.,LTD. All Rights Reserved.
その他の動画はこちら>>



ページの先頭へ