暗峠はシクロクロス車で。そのまま冬はシクロクロスレース

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暗峠はシクロクロス車で。そのまま冬はシクロクロスレース

ひそかに暗峠攻略をたくらむ人々へ 

少し涼しくなったので、また暗峠(くらがりとうげ)に行ってきました。

暗峠は大阪から東に伸びる国道308号線の東大阪市と奈良県生駒市との県境の峠です。

その急勾配と名前のもつ独特な怪しさに惹かれて、こわいものみたさの人々が自転車のほかドライブやハイキングで訪れます。全国の峠の中でも異彩を放つ存在です。


当店スタッフへっぽこ☆こうちゃん森山のブログでも紹介されています。

うわさの暗峠ですが人によってアプローチの仕方もいろいろでしょうね。そのうちのひとつ、私の場合を参考までにお話しましょう。

私の場合、大阪側から上って峠でUターンして大阪側に戻ってきます。

「くらがり参り」とでも言いましょうか。この5月にひそかに下見に行って以来、6回を数えました。

関心のある方は話の種に一度行ってみましょう。「百聞は一見にしかず」です。201010sato01.JPG

峠ですから「コースアウトせず足を着かずに上りきる」ということはしておきたいですね。そこから「タイム短縮をめざす」なり「上り方やギア比にこだわる」なりアプローチの選択肢が広がるでしょう。

私の場合はおさえておきたいこととして「ロードらしいギア比」がありました。キツイとうわさの暗峠です。

ノーマルクランク使用の39×27Tあたりで上れたら自慢できるのだろうなと思いました。

めざすところはそことして、いきなりはたぶん無理です。そこで下見です。

上ってしまうことを優先すればマウンテンバイクでもクロスバイクでも良かったのですが、ロードバイクを意識して手持ちのシクロクロス仕様車にしました。

ギア比は34×27T。それなりに山でも上れていたセッティングです。

ハードな設定で挑戦して、だめだったら乗ったまま引き返すという方法もあります。そのほうが練習になるかもしれません。

でもせっかくの暗峠ですから少なくとも1回目は途中で自転車を降りてしまっても峠の石碑までは行っておきたいですね。もう二度とごめんだという場合でも記念になります。

そこでおすすめは歩けるシューズです。  

たとえばSH―M123S マウンテン・スポーツモデル

 

201010sato02.JPG

ペダルはスタンダードなこのモデルがバイクに装着済みでした。

PD―M520 

そのほか歩けるシューズでも使えるSPDのロードペダルはツーリングにも便利そうです。

PD―A600

予備知識としてあった石畳や道を横切る溝が心配だったのでタイヤもシクロクロス仕様のままのクロスブラスターが好都合でした。

201010sato03.JPGそうこれから秋はシクロクロス車で暗峠、そのまま冬はシクロクロスレース参加というのもいいかもしれません。

シクロクロスはこちら

さてそうして臨んだ1回目でしたが、暗峠は予想をはるかに超えたキビしさでした。

途中で自転車を降りたときはもう力尽きていたので歩いて上るのも大変でした。

バックパックを背負っていたのも失敗でした。せめてもの救いは歩けるシューズだったことでしょうか。

ここを自転車で休みなしで上るのは不可能に思えました。「世の自転車乗りは暗峠を上れる人と上れない人に分けられる」などというフレーズがふと浮かび、いつか「上れる人」になりたいと思いました。

 

ところが実は3回目には同じギア比の同じバイクでコースアウトせず蛇行もせずに足を着かずに上れたのです。

打ちのめされた1回目と比べると大きな進歩です。たしかに1回目の反省からいろいろ見直しました。

ウェアは本気のジャージにレーパン。もちろんバックパックはなし。

タイヤも石畳が頂上の数十メートルだけだったことや下見で得られた情報から判断してロード用に替えました。これで走りがかなり軽くなったのも事実です。

パナレーサー ツアラー

201010sato04.JPG

でも実は私にとっていちばん効果的だったのはサドルの位置を変えたことでした。通常よりもサドルの位置を1cm前にスライドさせ、さらに1cm高くしたのです。名づけて「くらがり上り専用ポジション」

こうしておくと、ダンシング(たちこぎ)を続けなければ上れないような急勾配が続くときも、ダンシングの姿勢のままでひざを曲げすぎずにサドルの先端にかるく腰を下ろしてペダリングできます。

これでダンシングで使う筋肉も心配機能も少し休ませることができます。立ちっぱなしでこぎ続けるのに比べ体力の消耗を著しく抑えることができました。

これはあくまで極度の急勾配を上ることにこだわった方法で、今のところ暗峠以外で使ったことはありません。また下りでは位置を元にもどします。

さてここにきて自分のめざすところの「暗峠を上れる人」がはっきりしてきました。それは「39×27Tでまっすぐノンストップで峠の石碑まで行ける人」です。上ることにはあらゆる方法で取り組んでいけるとおもいますが、自分としてはやはり蛇行せずにまっすぐ上らないと胸を張って「暗峠を上りきった」とは言いにくいですね。

201010sato05.JPG

正攻法ではあいかわらず34×27Tで上るのが精一杯です。36×27Tでは上れていません。

心拍数が上がりすぎないようにじわっと進むせいかどうしても腸腰筋がつらくなって限界が来てしまいます。体幹に重点をおいたトレーニングが必要です。

ここまで暗峠を上りきるために出来ることを見てきましたが、もうひとつ結果におおきな違いをもたらす大事なことがあります。

それはおおまかなコースと重要ポイントを把握しておくことです。

これで成否を分ける局面でのがんばりが違ってくると思います。

暗峠についてはこの辺りのことも含め、ひきつづきお話したいとおもいます。

text:スタッフ佐藤


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