2008ロード世界選手権

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9月27日、世界選手権に出場してきました。

行われたのは、イタリアのヴァレーゼという町。イタリアの地図で言うと、ミラノの上あたりです。出発は22日、千葉の成田に集合で、今回成田に集まったのは、野寺選手、井上選手、メカニックの齊藤さん。4人で約12時間の空の旅です。行きは直行で、時間も昼ごろ出発だったため、ほとんど起きたまま、映画などを見て時間を過ごしました。

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現地時間の21時頃、宿舎に到着しました。宿舎はヴェルノというきれいな田舎町で、先に着いていた萩原さんと同じ部屋です。私の住んでいる家の3倍以上の広さがあり、やっぱり外国の部屋って広いなあと感じました。

初めてのヨーロッパ、時差はあまり感じませんでしたが、ずっと飛行機に乗っていたせいで、足が重く、首とかも痛くなっていました。

 

20081002-y3.jpg部屋に着いたらすぐに寝て、次の日から試走です。現地には監督の三浦さん、コーチの大門さん、今西さん、マッサーのセルジオさん、が既にいろいろと手配してくださっていました。イタリアではもちろんイタリア語。全くイタリア語が分からない私は、身動き一つ取れません。はぐれないようにしなければ・・・。

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コースは、一周17.3kmを8周の138.4kmで行われます。競馬場のスタジアムをスタートし、最初に斜度10%を超える登り坂が1kmほど続き、8kmほど下り、また3kmほど上り、4kmくらいが平坦というコースです。一日目の23日はU23(23歳以下)のタイムトライアルが行われていたため、試走ではコースの一部を軽めに30kmくらい走りました。

 

24日は女子のタイムトライアルが行われる前にコースの全部を試走。コースの両端にずっと柵が張り巡らされ、タイムトライアルが始まる何時間も前から観客の人も集まり始め、すごい自転車人気です。2周なんとか走り、自走で宿舎に戻りました。そして、テレビでタイムトライアルを観戦。萩原さんは35位に終わりました。女子の一位の選手はすごいパワフルに漕いでいたのが印象的でした。
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25日は休養日。近くにある湖まで行って帰ってきました。すごく観光客の多い観光地で、湖も日本とは違う雰囲気でとても綺麗でした。この日は、沖選手、新城選手と合流しました。

 

26日は選手全員揃っての試走です。2周ほどコースを回ったのですが、他の国の選手も同じようにコースを走っていて、雑誌で見るようなすごい選手が走っていたりしました。「なんて贅沢・・・。」なんて思いながら2周ほどして終了。レース前日は沖選手に、いろいろアドバイスをいただき、早めに寝て、明日に備えます。

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27日、朝8時ごろに朝ごはんを軽く食べ、10時過ぎにパスタなど炭水化物ばかり食べ、エネルギーを蓄えます。そしてウォーミングアップをし、13時スタートです。スタート位置は後ろの方だったためなんとか前の方へ、前の方へ出ようとしますが、なかなか前に行けないまま、一つ目の坂に突入。みんなすごい速さで坂を上っていきます。私も負けじと集団の真ん中より少し後ろの方で上っていきます。

そして、1kmの坂を半分くらい行ったところで、前が詰まっています。落車発生。みんな立ち往生です。自転車を降りて30秒くらい待って、なんとかこけた選手も起き上がり、集団が動き始めました。前に見えていた沖選手も見失い、集団の後ろにひっつくようにして下り区間に入ります。集団だと下りも怖くありません。できるだけ間をあけないようにして、すごいスピードで駆け下りていきます。

そして下りきって直角に曲がる右カーブ。滑らないように慎重に曲がって・・・。隣で同時で曲がっていった選手がつるっと滑ってガッシャン。気を抜くと何が起こるか分かりません。そのまま集団の後ろの方で、3kmの上り区間に入ります。

20090929-i3.jpg3kmの上り区間もすごい速さで上っていきます。集団の後ろの方で切れかかりながら、上り区間を終え、集団から落ちてきた選手数名で平地の区間で何とか集団のおしりにくっつきましたが、2周目の上りで離れてしまいました。

チームカーがメイン集団の後ろにつくために、どんどん私たち数名の集団を抜かそうとしますが、前が見えなくなるので、粘って粘って走ります。平地はできるだけ数名で固まって走りますが、3周目に入る頃には、前の集団は完全に見えなくなってしまいました。とりあえず、萩原さんも含む7名くらいの小さい集団で走っていましたが、先頭との差は5分、次の周では10分。どんどん開いていきます。

そして6周目の途中で、最終走者の車が横に付き、あえなくリタイヤ。ある程度予測はついていたものの、ペースによっては5周目くらいまでは集団で走れるのではないかと思っていたのですが、そんなに世界のレベルは甘くなかったようです。

せっかくこんなに遠くにまで来て、1周満足に走れませんでした。情けないやら申し訳ないやら・・・。でも、ここに出なければ、世界レベルのレース知ることは出来なかったですし、次につながる良い経験になったと思います。今度走る時は、自分の力で出場権をもぎ取り、せめて後半まではついていけるようにしたいと思いました。

レースは結局オリンピックでも優勝したイギリスのクック選手が優勝。沖選手は無事完走でした。

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次の日は、男子エリートのレースです。レース前、雑誌でしか見たこともないような選手が、横を歩いていたりします。引き締まっていて細くて長い手足、身長の高い選手が多く、自転車も、ホイールが小さく見えてしまうほどサドルの位置も高いです。

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レース開始の時間が近づいてくると、観客の数も増え、すごい盛り上がり様です。レースが始まると、最初の2周はなんとチームカーに乗せてもらいました。すごい声援の中、選手たちは集団で走っていきます。チームカーを降りた後は補給所で応援。260kmも走るため、序盤はゆっくりで、3名の逃げが決まり、一時前の3名と集団の差が17分くらい開きますが、距離を重ねるにつれて縮まり、有力選手が徐々に前の方へ行きました。

集団のペースが上がり、野寺選手と井上選手は途中棄権になり、最後の1周は200km以上走ってきたとは思えないほどのすごいスピードでアタック合戦が始まり、イタリアの選手がアタックすれば、スタンドは大盛り上がり。そしてそのまま逃げ切っての優勝。新城選手は集団から遅れて完走となりました。

今回、世界選手権に出場できたことで、世界と自分との差を体感でき、すごく良い経験となりました。この場をお借りして、感謝したいと思います。本当にありがとうございました。

そのほかの写真はこちらで

 

http://photo.ameba.jp/user/cb-asahi/0729hob70b5e05Aom4o5Ao/

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