自転車には専用グローブがいい理由と、シーズン別グローブ選び方まとめ

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自転車には専用グローブがいい理由と、シーズン別グローブ選び方まとめ

自転車には専用グローブがいい理由と、シーズン別グローブ選び方まとめ

自転車に乗る時、季節問わずグローブを装着していますか?

そもそも、自転車に乗る際にグローブを付けた方がいい理由をご存じですか?


目次

自転車専用がいいワケ

01.グローブをする理由

まず、一番大事な目的として、雨や汗で手が滑らないようにすること。

ブレーキングやハンドル操作を誤ると、即転倒を招き、それが集団での走行であったなら、手を擦りむくだけでは済みません。

集団での走行でないにしても、車道で転倒したら・・・
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すべり止めと、転倒時の保護以外の目的として、

・パッドによる手のひらへの衝撃吸収で、長時間のライドでも疲れにくい
・グローブの中には汗を拭う目的でパイル地が使われているものもあり、走行中の汗を拭くことができる
・防寒対策
・紫外線対策(指切りグローブの場合は指先だけ日焼してしまうことがある)

などがあげられます。

02.なぜ自転車専用のグローブがいいの?

続いて、自転車に乗るなら自転車用のグローブがいい理由はご存知ですか?

自転車用は他のスポーツ用と比べても、薄いのに値段が高い傾向にあります。
その理由として、防寒をしながらも、変速やブレーキなどの細かい操作をする必要があるからです。

その他のスポーツ、例えばスノーボードのグローブでは、求められるものが「防寒」「防水」「耐摩耗」というのがメインの機能で、それ以外の握りやすさというのは二の次でいいのです。(スノーボード用であれば、ストックを握ることは考えなくていいですからね。)

また、ハンドルを握ることを想定していない防寒グローブだと、すぐに摩耗で破れたり、思わぬ所で滑ってしまうこともあります。

 

自転車用は、特に高価格帯のレーシングモデルでは「立体構造」という、ハンドルを握った状態で一番しっくりくるように作られています。

ここが大きなポイントで、特に長時間ライドをした際に、ブレーキングや変速のしやすい立体構造グローブをしていると、疲れが少なく済みます。

わずかな違いと思われるかもしれませんが、疲れて手の握力がなくなってくると、とっさのブレーキ操作で差が出てくるため、特にロードレースでは重要視されています。

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快適に自転車に乗るならば、是非立体構造と言わないまでも自転車用をお選びいただくことをおすすめします。


立体構造グローブはこちら

03.シーズン別グローブ選び方

じゃあ自転車用のグローブを買おうとなっても、今度は指切り?長指?想定温度?といろいろワードが出てきます。

今回は、そんなグローブの季節ごとの選び方についてご紹介いたします。
(※想定季節等は大阪や東京などを目安に記載しています。)

■指切りグローブ
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想定季節:春から初秋(3月から11月)
推奨気温:20℃から

一番スタンダードな自転車用グローブ。多くの場合、第二関節より上が出るので、ブレーキなどのレバー操作がしやすいです。

レース向け
薄手でタイトフィット程、素手に近い感覚となり、特にレースでは好まれる傾向にあります。 反面、傾向として、まだ慣れない方が使うと、血流が滞って長時間ライドでは痺れたり、パッドが薄いため手が痛くなったりすることがあります。
PRG-6 タイトフィット プロスペックモデル 指切りグローブ カラー:イエロー

街乗り向け
初めての方や、ロングライドに使う場合はゆったりしたパッド付がおすすめ。
あさひ ゲルインサートグローブ 指切りグローブ カラー:ブルー

シマノ Explorer(エクスプローラー) グローブ 指切りグローブ パッド付

■ロンググローブ(薄手)
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想定季節:初春、初秋から初冬(3月、11月から12月)
推奨気温:10から20℃

基本的には短い期間の使用となりますが、夏場に日焼けを防ぐ目的で長指グローブをつける方もいます。
MTB(マウンテンバイク)のクロスカントリーなどでは、コントロール性と、そもそも風がそんなに当たらず寒くないので、冬の間もこれだけで済ます場合もあります。

レース向け
PRG-5 タイトフィット プロスペックモデル

街乗り向け
反発クッションロングフィンガーグローブ スマートフォン対応
メンズゲルロングフィンガーグローブ

日焼を防ぐ目的ならこのグローブ
UVカットグローブ2 ストレッチスリムフィット レディースモデル

UVカットグローブ サイズ:女性用フリーサイズ レディースモデル

UVフルフィンガーグローブ UVカット(UPF50+) 吸汗速乾 タッチパネル対応

■ロンググローブ(厚手)

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想定季節:初冬から春(12月から3月)
推奨気温:0から10℃

12月以降も自転車に乗るなら絶対に揃えておかないといけないアイテム。

冬用のグローブは、寒さ対策のために厚手になっていることも多く、そうなると防寒はできても操作性は悪くなる、トレードオフの関係にあります。

それを解消するために各社努力をしている訳ですが、薄くて防寒性能が高いモデルは比例して値段も高くなります。

種類も多く使用想定にあった、最適なものを選ぶのは大変です。

パターン1
1つで防寒対策
WPG-2 ウィンターグローブ カイロを入れて「マイナス5℃」まで対応
プレミアムウィンドブレークグローブ 遠赤外線
ウインドストッパーR サーマル リフレクティブ グローブ 想定気温:マイナス10から0度
マルチファンクショングローブ 厳冬期におすすめ 撥水・防風・透湿 カラー:ブラック

マルチファンクショングローブを除き、やはり非常に高い!

マルチファンクショングローブの中はこんな感じです。

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まず、このグローブに使われている特徴的なHIPORA(ハイポラ)という素材をご存知でしょうか?


ほとんどの方はまだ聞きなれない素材かと思うので簡単にご説明させていただくと、韓国のKOLON社が開発した、透湿防水性に優れた素材で、0.5マイクロメートルの細孔をもつ、ハニカム(蜂の巣)構造体となっています。
水滴の粒子より小さく、汗を含む水蒸気の粒子より大きいために、水の浸透を防ぎ、体からの水蒸気は透過させて蒸れにくくさせてくれるのです。

これを表に配し、裏は起毛となっているため、とても暖かく、水にも強い構造となっています。


冬用のグローブで迷ったら、まずはコレ!という商品です。
コストパフォーマンスは非常に高いです。

反面、タイトな作りではないので、ロードバイクなどスポーツバイクに乗る際などはちょっとダボッとした感じがするのも確かです。

パターン2
レイヤード


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上記のマルチファンクショングローブは街乗りオンリーであれば特に気にならないのですが、ロードバイクなどに乗る際は、私の場合は手が小さいのもあり、指先が余ってしまう。ちょっとストレスです。

そんな時、私のオススメはウェアと同じくレイヤードです。

つまり、ベースとしてのインナーグローブと、例えば5から10度位に対応したグローブを組み合わせるのです。


ベース
120 インナーグローブ


ミドルレイヤー
スムースフィットグローブ2 長指グローブ 防寒性能と動きやすさを両立
ウインターゲル グローブ

ウインターゲルグローブは、風をあまり通さないのですが、薄いため単体では10度前後までが個人的な推奨温度。
ウインターといいつつ、ロードバイクで使うなら冬は正直寒いです。

ちなみに中の構造はこんな感じです。
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手のひら部分(裏)

ネオプレーンとの組み合わせで、手の甲部分に裏起毛が配置されています。


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タイトでネオプレーン製というのもあり、ハンドルを握った際に少し硬く感じます。

指先は薄い起毛なので、マルチファンクショングローブよりは当然防寒性能は高くないです。
その代り、ブレーキや変速などのタッチ感はよくわかります。

これとインナーを組み合わせることにより、想定温度よりも5度程度はさらに耐えることも可能です。

走行中に暑くなったらインナーを外したりするなど、体温調整をしやすいのも大きなポイントです。

04.雨の日の対策

ただ、これらグローブでも対応できない時があります。
それは「雨の日」。
夏場であれば、指切りグローブなのであまり不快感なく、またすぐ乾くのでいいのですが、問題は寒い季節の雨。


冬に雨が降ってきて、グローブもずぶ濡れになった時の冷たさって、経験しないとつらさはわかりません。
かじかんでしまって、ブレーキ操作もしにくくなります。



私は、最初の頃は、中に薄いゴム手袋をはめたりしてましたが、今度は当然蒸れる・・・確かに冷たさはないのですが、走った後は手がふやけてました。



そんな雨の日はセイラスさんの出番です。
雪の中乗る事はないと思いますが、雪でもへっちゃらです。
少し値段は高めですが、雨の日も乗るような方であれば、費用対効果としては高いと思います。

セイラスグローブ

厳密に申し上げると、これは「自転車専用」ではないのですが、耐久性も高いため、様々なスポーツに応用できる、オールマイティグローブです。

05.まとめ

自転車用のグローブで、まず揃えておくべきは指切りグローブです。

薄いロンググローブは使用期間としては短いので、その次に5度前後まで対応したロンググローブです。

併せて、インナーグローブを持っていれば、0度程度までは対応が可能です。

それでも寒い場合は、オーバーグローブを使えばさらに厳寒な日でも使用可能です。
OVG-1W オーバーグローブ グローブの上から簡単装着、指先の防寒

ただ、オーバーグローブが必要なシチュエーションはかなり限られるので、相当な厳寒地で乗る以外は、最初から揃えておく必要はないかと思います。

使用想定、季節により最適なものと出会えれば幸いです。

Text:石飛


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