ロードバイクのブレーキワイヤー交換

テーマ:     

ロードバイクのブレーキワイヤー交換

ブレーキ、シフト(変速)ともに、アウターケーブルとインナーケーブルという2つのワイヤー(ケーブル)に

よって制動・変速を行うため、両ケーブルが擦れます。

擦れによる磨耗や、錆、埃や泥などが内部に詰まることで、いわゆるブレーキ・シフトの「引き」が重くなっていきます。

感覚によってもマチマチではあり、毎日乗っていたら、自然と引きの重さにも慣れてしまっているので、重いとも感じなくなったりします。

スポーツバイクでしたら、最低でも1年に一回は、ワイヤーの交換をしておきましょう。

今回は、ロードバイクのブレーキワイヤーの交換方法をご紹介いたします。


roadbrake051.jpgワイヤーの先がほつれてしまったり、アウターキャップが割れてしまったりという時も交換のお知らせです。
綺麗にしてあげることで、スムーズに動くようになります。

ロードバイクのブレーキワイヤーの交換の際には、バーテープを新たに巻きなおす必要があります。
バーテープを外す際に、うまく裏面の糊部分が剥がれればよいですが、ハンドル部に糊が付着してしまい、
バーテープが再利用できない事も多いです。

ワイヤー交換のついでに、バーテープも新品にしておきましょう。

1.インナーエンドキャップ部分からインナーケーブルをカットします。

2.アーレンキーでインナーケーブル固定ボルトを緩めます。

roadbrake052.jpg

3.アウターキャップも含め、インナーケーブル、アウターケーブルを取り外します。

4.アウターケーブルの長さをあわせます。レバー部分にアウターケーブルの片側を入れて、フレームのアウター受けで反対側のアウターケーブルを手で押さえながら、ハンドルを回して長さを確認。
アウター受けで押さえているアウターが短すぎると引っ張られたり、逆に長すぎると押されたりする感触が指から伝わってきます。

roadbrake072.jpg

↑これは短い例。 アウターケーブルがカツカツになっています。

roadbrake073.jpg

          ↑これは長い例。大きくケーブルが弧を描いてしまっています。

roadbrake074.jpg

          ↑この位が丁度良い例。ハンドルを切った状態で、
フレームとケーブルの間に小指一本分の隙間が出る位で丁度良いです。

ポイント:完成車のブレーキワイヤー交換は、取付けられていたケーブルと長さを合わせて切るのもOKです。

roadbrake075.jpg         ↑これはリアブレーキとの間のアウターで短い例

roadbrake076.jpg

         ↑続いて長すぎる例

roadbrake078.jpg         ↑ブレーキパッドをリムに押さえつけた状態で、上のような弧を描くのが丁度です。


roadbrake055.jpg          ↑フロントブレーキは、綺麗なアール(曲線)が出る位置でカットします。


5.長さが決まったら、ケーブルカッターでカットします。
カットの方法は、メンテナンスマニュアルにて詳しく解説しています。

6.カットした口部分を綺麗に加工します。
口部分にアウターの金属がはみ出ていると、インナーケーブルがスムーズに動きません。
ニッパーやヤスリを使用して、綺麗にします。

7.アウターキャップをアウター受け側に取付けて、あらためアウターの長さを確認しておきます。

8.レバー部分にケーブルを挿入します。
この時、オイルスプレーや、グリスを塗布することで防錆や耐久性を上げたり、すべりを良くして引きを軽くすることもできます。

roadbrake057.jpg

9.インナーケーブルをレバーに通して、アウターケーブルを取付けます。

roadbrake058.jpg         ↑レバーの奥に穴が見えるので、そこを目指してインナーを入れます。

roadbrake061.jpgポイント:シマノSTIレバーの場合は、シフト操作気味にレバーを斜めに動かしながら握ることで、より深くレバーが動き、インナーケーブルを通しやすくする事ができます。

10.インナーケーブルをピッと張ってから、インナーケーブル固定ボルトに固定します。

roadbrake067.jpg

ポイント:ワイヤーを通す位置は上のような位置になります。固定板にはインナーケーブルが収まりよく固定できるように溝が設けられています。インナーケーブルがまっすぐになるように固定します。

11.ブレーキレバーを強く握って、初期伸びをとります。

roadbrake066.jpgポイント:インナーケーブルが露出している箇所を引っ張って初期伸びをとると、アウター受けのあたりで「曲がり癖」が付いてしまい、引きが重くなる事があります。何回か強くレバーを握ってとるのがオススメ。

12.初期伸びをとったら、インナーケーブル固定ボルトを緩めて、再度インナーケーブルを張った状態でインナーケーブルを固定します。

13.バーテープを巻きなおします。

14.バーテープが巻かれた状態で、再度ブレーキレバーを握って、馴染みをだします。
roadbrake070.jpgroadbrake080.jpg

ポイント:左右のレバーを握った際に、左右とも同じレバー位置でブレーキがかかる状態にします。

15.シューのクリアランスを調整して、インナーケーブルを固定、ブレーキのアーム末端でインナーケーブルをカットし、インナーエンドキャップを取付けて交換完了です。

roadbrake069.jpg

roadbrake071.jpg

ブレーキシューの調整には、ブレーキシューチューナーが便利です。


それでもレバーの引きが重いと感じる場合は、こちらのワイヤーもお試しください。

テフロンコートブレーキインナーケーブル

関連ブログ
ブレーキの引きが重い・・・戻らない・・・こんなことで悩んでいませんか?抵抗の少ないブレーキインナーワイヤーのすすめ

レバーの引きが軽くなるコーティングインナーワイヤー

さらに詳しく:あさひの自転車メンテナンスマニュアル

2016.6.30 更新


コメント


この記事のツイート




ページの先頭へ