沖縄を自転車で走ってきました-飛行機輪行-

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沖縄を自転車で走ってきました-飛行機輪行-

1月15日に沖縄県で行われた「第8回 美ら島オキナワ Century Run 2017」に参加するため、
1月14日-16日で沖縄県へといってきました。

沖縄に行くためには一般的な交通手段は飛行機。自転車を運ぶ上では当然ですが「輪行」と言う手段が必要になります。
飛行機輪行はこれまで大学時代や一昨年の夏に行った北海道で行ったことがありますが、今回行った私の方法を紹介いたします。


飛行機輪行が他の電車等での輪行と異なる点はいくつかあり、特に大きいのは「自分の管理下から離れる」と言うことでしょうか。
飛行機で輪行する際は基本的に預け荷物となります。
電車で輪行する時はずっと自分の手元に自転車がありますが、飛行機の場合は完全に自身の管理下から離れる形になります。
そのため、できるだけ安全にかつ合理的に輪行をする必要があるのです。

一般的に飛行機輪行をする場合には衝撃吸収に長けるソフトケース(OS-500)や、ハードケース・セミハードケースタイプが主流ですし、可能なら私もそうしたいところ。
その他では梱包用のケースに収納し運送会社を使って現地まで発送する方法もあります。
しかし空港までの送迎バスなどは自宅からなく、車も持っていない私は事前に自転車を送ってしまうことや、空港まで持ち運ぶのが困難な収納ケースを持ち運ぶことはできません。
空港までの自走が必要となりますので、残念ながら選択から除外。必然的に持ち運びが可能な一般輪行袋を用いる形になります。
(後から確認したのですが、OS-500でも上手にバックパックと一緒に背負っている方もいるようです。)


また、航空会社は今回はANA様を選択。
安価なLCCを選ぶという選択肢はもちろんあったのですが、自転車だと比較的高額な荷物料金となりANA様と比べて大きな金額差にならない点と、空港内の利便性、もともと自転車自体が特殊な預け荷物であるだけにある程度融通が利くであろうと言う点から大手航空会社を選択いたしました。

それらを踏まえて今回私がとった輪行のスタイルは、こちらのような形になります。

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横型輪行袋&ホイールバッグ


手持ちの輪行袋では比較的丈夫な素材の輪行袋を選択し、フレーム本体を収納。
それとは別梱包でホイールバッグにホイールを収納しています(タイヤの空気は事前にある程度抜いておきましょう)。
今回使用したホイールバッグは、イーバイクの2ホイールバッグです。1つのファスナーで2本のホイールが収納でき、仕切りは厚めの素材で安心。
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全体的に見ても結構丈夫でしっかりしているので安心です。


この内容であれば用意は何とかカバンに背負って空港まで走れる程度の容量。自分一人だけでも移動から輪行まで行えるレベルでした。

今回のポイントは、以下の2点
・別々に収納することで、1つあたりの梱包サイズを小さくする
ANAでは3辺合計が203cm以内であれば個数の制限はなく20kgまで預け入れが可能であるため、個数・重量の観点からは預け荷物を分けること自体に問題はありません。

問題はサイズですがフレームとホイールを分けてしまえばフレームの方は195-200cm程度で収まりました。ホイールはもちろん問題ないサイズです。

ちなみにOS-500やその他のケースでは基本的に203cmは超えてしまいます。

ANA様のQ&Aを見る限りでは大きくなると預かってくれない、と言うことはないようですが、荷室の空き状況などによっては預かれないこともあるらしく、また今回のようにイベントでと言う場合は多くの方が自転車を輪行するだろうという予想だったので、念のために基本サイズに収まるようにしました(実際、那覇空港では大勢のサイクリストが集まっていました。ただ多くはOS-500、一部がハードケースや段ボール、私のようなスタイルは2-3人と少数でした)。

・フレームとホイールを分けることで、接触などによる破損の危険を軽減する
電車輪行であれば常に自分が隣にいるので安心ですが、前述の通り飛行機は預けます。いくら荷物扱いのプロとはいえ、自転車輪行のプロではありません。ぶつかりあって傷つくこともあるでしょうし、他の荷物と接触することもあるでしょう。
また、今回は通常の輪行袋を使用するということもあり、できる限りの範囲でリスクは減らしておきたいものです。
あとは、1個あたりが軽くなれば持ち運ぶ人の負担も減ります。その方が(きっと)破損の危険も減るのではないでしょうか。


注意点としては、どんな手段で輪行したとしてもエンドが曲がってしまうなどの可能性はゼロではありません(実際に曲がったことはあります)。
そういった時のことを考え、スペアのエンド(ディレーラーハンガー)を持っておくといいでしょう。
その他の注意点は、リアディレーラーは外してエアキャップ包装してフレームに固定すること、念のためにエンド金具は前後ともに装着すること、ペダルは外しておくことくらいでしょうか。チェーンも中で暴れないようにまとめたり、輪ゴムで少し張っておくなどするといいと思います。
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リアディレーラーについてはDi2だと外して輪行する際もコードを抜けばいいので楽ちんです。
air003.jpg外したディレーラーの固定にはガムテープや養生テープを使用。適当な長さに切って巻き取っておけば、梱包時にサッと使えて役に立ちます。

輪行だけなら養生テープの方がフレームへの影響は少なく安心ですが、長期のツーリングで、ライド中の不意なパンク・タイヤ裂けに対応するエマージェンシーアイテムとしても持ち運ぶのであればガムテープ(布)もお勧めです。

ちなみに、荷物を預ける前に確認をしなければいけないのがDi2バッテリーやCO2ボンベ、取り外しに使用した工具です。
圧縮ガスやリチウムイオンバッテリー、一定の長さ以上の工具など、預け荷物・持ち込み手荷物の制限にかかる場合もございますのでご注意ください(パンク修理用のボンベは経験上手荷物検査で必ず確認・質問されます)。
Di2バッテリーは手荷物として機内持ち込みすれば大丈夫です。ペダルや工具、クイックレバーはホイールバッグにまとめて収納します。

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合わせて以前の北海道ブログを参照ください。事前に各航空会社の案内を確認しておくようにしましょう。

さて、フライトも終えて現地に到着。荷物を受け取ります。

air008.jpg那覇空港について輪行解除をした後は、冬用の着替えと共に空港のロッカーに帰りまで荷物を預けます(2泊3日ならおよそ1000円程度で預けることが可能でした)。
行き帰りの空港が同じ場合は、預けることで道中の荷物が減らせるから助かりますね。
ちなみに以前の北海道では行きは飛行機・帰りはフェリーだったため、飛行機・フェリー用の輪行装備をそれぞれ持っていき、空港到着後は梱包資材は現地廃棄して輪行袋をお土産と一緒に自宅へ返送、帰りのフェリーは旅行中もそのまま携帯していた輪行装備で、電車と同じように輪行と言う手段もとりました。

なお、今回の紹介は一例であり全ての場合で実行できるわけではありません。「ベスト」ではなく「ベター」でもなく、あくまでも選択肢の一つです。

預け入れの可否、持ち込める荷物など事前に航空会社に確認を取るようにしておきましょう。
また、飛行機輪行時の破損については航空会社側は基本的に免責となります(預け入れ時に同意書に署名します)。よって許容できない方は頑丈なケースを使用して下さい。
他にも輪行そのものに自身の無い方や心配な方、その他国際線を利用する場合などは、定番のハードケースや衝撃吸収型のケースに入れることを強くお勧めいたします。

(Text.Yaromai)


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